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ショールカラーとは、襟の折り返しが丸く滑らかにカーブしたデザインのこと。クラシックで上品な印象を与えるため、フォーマルからカジュアルまで幅広く取り入れられています。
一方で、「ショールカラーはダサい」と感じる人もいるようですが、それはコーディネート次第。この記事では、ショールカラーの意味や由来、アイテム別の特徴、そしてダサく見せない着こなしのコツを詳しく紹介します。


ショールカラーとは?丸みのある襟が特徴のデザイン

1.ショールカラーの形と構造

ショールカラーとは、襟の上部分と下部分が一体化し、V字に開くように滑らかにカーブしたデザインのこと。一般的なジャケットのように角のある切り替えがなく、まるでショールを肩にかけたような形をしています。英語では “shawl collar” といい、その名のとおり、「ショールのような襟」という意味をもちます。襟のカーブが首元をやさしく包み込み、上品で落ち着いた雰囲気をつくります。

フォーマルなショールカラーのタキシードでは、光沢のあるサテン生地が使われることが多く、クラシックで高級感のある印象を与えます。一方で、レディース向けのショールカラーのジャケットショールカラーのコートは、柔らかなウールやツイードなどを使うことで、日常にも馴染む穏やかな印象に仕上げられています。


2.ショールカラーの歴史と由来

ショールカラーの起源は19世紀のヨーロッパに遡ります。もともとは紳士が室内でくつろぐ際に羽織っていたモーキングジャケットのデザインから生まれました。

当時、たばこの煙の匂いが衣服につくのを防ぐために着られていたこのジャケットに、ショールのような襟が採用されたのが始まりといわれています。

その後、タキシードやイブニングジャケットなどフォーマルウェアにも受け継がれ、現在では男女問わず多くのファッションアイテムに取り入れられるようになりました。



ショールカラーの印象と魅力とは

1.やわらかさと上品さが両立している

ショールカラーの最大の魅力は、丸みのあるラインが生み出すやわらかさです。直線的な襟に比べて、首元や顔まわりを優しく包み込み、全体の印象を穏やかに見せてくれます。そのため、クラシックな雰囲気を持ちながらも、親しみやすさや柔らかさを同時に演出できるのが特徴です。

特に、レディース向けのショールカラージャケットショールカラーコートでは、華奢なシルエットをより引き立てる効果があります。フォーマルな場面でも女性らしさを損なわずに着こなせるので、結婚式やパーティー、オフィススタイルまで幅広く活躍。

さらに、直線的なラペルと比べて肌あたりがやさしいため、見た目だけでなく着心地の面でも上品さを感じられます。襟の曲線が自然に肩に沿うことで、肩や胸まわりのラインを柔らかく見せる効果もあり、着る人に華やかさと落ち着きを同時に与えてくれます。


2.フォーマルにもカジュアルにも使える万能さ

ショールカラーは、そのデザインの柔軟性から、フォーマルにもカジュアルにも対応できる万能な襟型です。スーツやタキシードでは、格式あるシーンでの定番として長く愛されてきました。上品さを保ちながらも、丸みのあるデザインが程よく柔らかさをプラスするため、堅苦しさを感じさせず、クラシックな着こなしを楽しめます。

一方で、ショールカラーのニットカーディガンでは、カジュアルなスタイルにも自然に馴染みます。厚手のニットでも、ショールカラーがあることで立体感が生まれ、全体のシルエットを引き締めながらも重たく見えません。素材や色を変えるだけで印象が大きく変わるため、季節やシーンに合わせて自在に取り入れられるのも魅力のひとつです。

つまり、ショールカラーはシーンを選ばず活躍できる襟型。フォーマルな装いにも、普段のカジュアルコーデにも、上品さとやわらかさを添えられるため、幅広い年代やスタイルの人におすすめできるデザインです。日常着に取り入れるだけで、装いの印象をぐっと引き上げてくれるのも、ショールカラーならではの魅力といえるでしょう。


 

ショールカラーはダサい?着こなしで印象が変わる理由

1.「ショールカラーはダサい」と言われる理由

ネット上では「ショールカラーはダサい」といった意見を見かけることがあります。その理由の多くは、丸みのある柔らかいデザインが、場合によって古臭く見えたり、重たく感じられたりする印象からきています。

たとえば、全体のコーディネートを暗めのトーンや重たい素材で統一すると、ショールカラーが持つクラシカルな雰囲気が強調され、やや時代遅れの印象になってしまうことがあります。また、オーバーサイズのショールカラーコートでは、襟が大きく目立ちすぎて全体のバランスが崩れ、着こなしが重く見えることも少なくありません。

さらに、合わせるアイテムや小物次第で印象が大きく変わるのもポイントです。

たとえば、古典的すぎる靴やバッグ、色のトーンを揃えすぎるコーディネートは、ショールカラーの柔らかさを活かしきれず、全体が単調で古臭く見えてしまうことがあります。つまり、ショールカラーはダサいと感じるのは、着こなしのバランスやアイテム選びに原因があることがほとんどです。


2.今っぽく見せるショールカラーの着こなしのコツ

ショールカラーをおしゃれに見せるためのポイントは、抜け感とバランスです。たとえば、ショールカラーのジャケットを取り入れる場合は、デニムやワイドパンツと合わせて程よくリラックス感を出すのがおすすめ。堅すぎず、柔らかさを活かした今っぽいスタイルに仕上がります。

ショールカラーのコートの場合は、インナーをシンプルなタートルネックやTシャツにすることで、全体をミニマルにまとめられます。襟元の丸みが際立ち、首元から上品さを演出できるのも魅力です。
また、ヘアをまとめてすっきり見せたり、華奢なネックレスや小ぶりのピアスをプラスしたりするだけで、ショールカラー特有の柔らかなラインがより美しく映えます。

足元やバッグなどの小物も、トーンや素材を軽やかに揃えることで、全体の印象が重くならず、クラシカルな雰囲気を残しながらも現代的に着こなせます。

結論として、ショールカラーはダサいというのは誤解です。実際には、素材選びやコーディネートの工夫次第で、上品で柔らかく、かつ程よくトレンド感のあるスタイルをつくることができます。ショールカラーは、着こなし次第で大人の洗練された印象を簡単にプラスできる便利な襟型といえるでしょう。


 

アイテム別に見るショールカラーの魅力

1.ショールカラージャケット・スーツ

ショールカラーのジャケットは、フォーマルにもオフィスにも活躍する万能アイテムです。一般的なラペルに比べて丸みのあるデザインは、顔まわりをやさしく包み込み、女性らしい印象を演出します。シルクやウールなど光沢や質感のある素材を選べば、上品で落ち着いた雰囲気に。リネンやコットンなどナチュラルな素材を選べば、カジュアルで軽やかな印象に仕上がります。

ショールカラーのスーツは、結婚式やパーティーなどドレスコードのある場にも対応可能です。クラシックさと華やかさを両立させられるため、派手すぎず地味すぎない絶妙なバランスで着こなせます。また、ジャケットのインナーにシンプルなブラウスやタートルネックを合わせるだけでも、襟元の丸みがアクセントとなり、全体の印象を格上げしてくれます。


2.ショールカラーコート

冬の定番アイテムであるショールカラーコートは、顔まわりを明るく見せ、全体の印象をやわらかくする効果があります。丸い襟がもたらす柔らかさは、重くなりがちな冬の装いに軽やかさをプラス。マフラーを巻かなくても首元が華やかになるので、防寒性とおしゃれを両立させたい人にぴったりです。

また、ショールカラーコートは丈やシルエットのバリエーションも豊富です。膝丈のものならフォーマルな印象を強め、ロング丈なら冬のカジュアルスタイルにも自然に馴染みます。素材によっても印象が変わり、ウール混なら温かみと上品さを両立、カシミヤ混なら高級感と柔らかさを強調できます。



3.ショールカラーブラウス・シャツ

ショールカラーブラウスシャツは、オフィススタイルにもデートや休日のきれいめコーデにも使えるフェミニンなアイテムです。ボウタイブラウスのような甘さが苦手な人でも、ショールカラーなら大人っぽさを損なわずに華やかさを添えられます。V字に開いた襟はデコルテをきれいに見せ、首まわりをすっきり見せてくれるのもポイントです。

また、シンプルなスカートやパンツに合わせるだけで、襟の丸みがアクセントになり、コーディネート全体の印象が格上げされます。素材やカラーによって表情を変えられるため、季節やシーンに応じた着こなしが楽しめるのも魅力です。



4.ショールカラーのニット・カーディガン

ショールカラーのニットカーディガンは、立体感のあるデザインが特徴で、小顔効果も期待できます。厚手のニットでも襟があることで全体に動きが生まれ、重たく見えないのがポイントです。襟の丸みが柔らかい印象を作るため、メンズ・レディース問わず落ち着いた大人の休日スタイルに取り入れやすく、ゆったりとしたシルエットでも華やかさを失いません。

さらに、ショールカラーのカーディガンは、ボタンを留めてトップスとして使ったり、肩から軽く羽織ったりとアレンジの幅が広いのも魅力です。素材や色によって季節感を演出できるので、秋冬のコーディネートに欠かせないアイテムとして活躍します。




まとめ|ショールカラーはダサくない!上品な定番デザイン

今回はショールカラーについて紹介しました。襟の折り返しが丸く滑らかにカーブしたデザインは、タキシードなどフォーマルウェアに使われてきた由緒あるディテールですが、ジャケットやコート、ブラウス、ニットなど幅広いアイテムで楽しめます。

「ショールカラーはダサい」と感じる人もいますが、素材やシルエットを工夫すれば、上品で柔らかな印象に。ジャケットやスーツではクラシックに、コートやニットでは程よい抜け感を出せるのが魅力です。ショールカラーは、シーンやスタイルを選ばず取り入れられる襟型。日常の装いにもさりげなく上品さを添えてくれる、長く愛される定番デザインです。


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